2021年11月18日 / 最終更新日 : 2021年11月18日 山本 登喜子 エッセー「賀茂川にて」 真っ赤な秋 真っ赤な秋 11月も後半になると、家の周りの木々も赤や黄色の深い色に染まっていきます。 『染まる』というよりも、『熟れていく』という表現の方が合っているような気もします。 私は、この時期になるといつも思い出す歌があります […]
2021年04月08日 / 最終更新日 : 2021年04月08日 山本 登喜子 エッセー「賀茂川にて」 虹色のランドセル 最近は、たくさんの種類の色のランドセルが出回っています。女の子は赤、男の子は黒と決まりきっていた私の小学生の時代とは大違いです。 4月の晴れやかな新スタートの前には、必ず巣立つための別れの儀式もあり、少しずつ桜のつぼみが […]
2020年12月06日 / 最終更新日 : 2020年12月06日 山本 登喜子 エッセー「賀茂川にて」 クリスマス 最近は、12月の街角で、クリスマスの賑やかな音楽を聞くことが少なくなったように思います。特に今年はコロナの影響か、静かなように感じます。 私が子どもを育てていた頃は、12月になると、デパートに行っても家の近所のスーパーマ […]
2020年11月11日 / 最終更新日 : 2020年11月11日 山本 登喜子 エッセー「賀茂川にて」 かくれんぼ 子どもと話をしていると、突然ハッとすることがあります。鋭いなあと感心したり、 私の子ども時代のことを突然思い出したりします。 「かくれんぼって、嫌な遊びだね」と女の子が言いました。「どうしてそう思うの」と訊いてみると、な […]
2020年10月31日 / 最終更新日 : 2020年12月06日 山本 登喜子 エッセー「賀茂川にて」 運動会 11月になると、“かも川親子の療育室”に来る子どもたちの表情は、みんな引き締まってきます。9月からの運動会の練習、10月になってからの予行演習や運動会本番、そのような大イベントを乗り越えて、子どもたちは成長します。 “か […]
2020年10月01日 / 最終更新日 : 2020年12月06日 山本 登喜子 エッセー「賀茂川にて」 シンデレラの靴 “かも川親子の療育室”の玄関には、『おとなのくつ』『こどものくつ』と書かれた足型を置いています。淡い緑色の大小のスニーカーの絵が貼り付けてあり、そこに靴を揃えて置いてもらうようにしています。最近は、中くらいの大きさの足型 […]
2020年10月01日 / 最終更新日 : 2020年10月15日 山本 登喜子 エッセー「賀茂川にて」 賀茂川スケッチ 川がこんなに流れているのだということを、京都に住むようになり初めて知りました。私は長らく大阪に住んでいましたが、大きすぎる淀川の底を見ることもなく、なんとなくタプタプという濁ったイメージしかありませんでした。